お手入れ方法

更新日　：　　200８.3.10

庖丁や鋏など、刃物は日ごろのお手入れが大事です。折角の高級品でも、手入れや使い方次第で、すぐダメになる事もあります。『人と鋏は使いよう』上手に使えばよく働いてくれて、長持ちします！

　　　　　　　庖　丁　編

　　　1　.いつも清潔に！

　洗わないでいるとすぐ雑菌がわくのが「まな板」と庖丁の柄です。庖丁の柄の部分ほろか側面も洗ってない場合が大変多いのです。水をかけるだけでは洗ったことになりません。ステンレス庖丁の側面に着くのは水あかで、決してさびではありません。黒い柄が白く変色しているのは汚れがこびりついていることが多いのです。食材に直接触れる部分です。庖丁の側面も柄の部分も、その付け根部分も食器を洗うのと同様、ナイロンたわしでこすり洗いをしましょう。そうすれば少々のキズは消え、ピカピカ新品のようになります。

　　　2.すぐにサビてしまう時は

　出刃や柳刃、牛刀や菜切り庖丁等、鋼でできた物は水分が付いていると１日で真っ赤にサビが来ます。使った後は必ず洗って、水分をよく拭いてください。熱湯をかけるのも良い方法です。こうすれば水分は蒸発してしまいます。水分を飛ばすといっても、間違っても直火で焼かないで下さい。焼きが戻って「なまくら」になったり、変色したりします。
　またさび（赤錆）てしまった庖丁は、まな板の上にきちっと置き、ナイロンたわしにクレンザーをつけてこすり洗いして下さい。このとき刃の部分は内から外に向かってこすり洗いをしてください。赤錆が出てきたらこれを繰り返します。そうすると黒くなってきます。毎日良く水分を拭き取ればツヤが出てきます。こうなると錆びにくくなります。

　　　3、使わないときは新聞紙に包んでください。

鋼の庖丁だけでなくステンレスでも長く使わないでいるとサビが来ます。使わないときは面倒でも新聞紙に包んで置いてください。空気を遮断し、適度な油分がサビから守ります。新聞もたまに新しいものと交換してください。

４、食洗機にはいれないで下さい！

　　　　乾燥するときの柄が割れる場合があります。また水流によって刃が切れなくなる場合があります（ごくわずかですが）。水流によって包丁が動き、シンクにぶつかり刃がいたむ場合があります。